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September 29, 2005

バルボア・パーク

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PENTAX istDS / DA40mm

バルボア・パークは、サンディエゴの中心から2キロほど離れた丘の上に、いくつもの博物館や美術館、音楽堂などを集めて作られた公園です。
茶亭つきの日本庭園もあります。
芝生や花壇の広がるゆったりとした敷地に点在する建物は、どれも工夫を凝らしたデザイン。
市民の憩いの場であり、子供たちの校外学習の場であり、人気の観光スポットでもあるんですね。

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この日は、ホテルの近くの「Cafe 222」という、地元のグルメガイドに載っていたカフェで朝食をとりました。
「卵料理のついた、普通のブレックファスト」
と頼んで出てきたのが、写真のお皿。
日本の喫茶店のモーニングの、三倍ぐらいあります。
アメリカですねえ。
大きなマグカップで出てくるコーヒーも、おかわり自由です。
味もなかなかでしたよ。

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朝食後、腹ごなしに歩いてバルボア・パークへ。
最初に目指したのは、パーク内にある航空宇宙博物館です。
ところが途中で道に迷った筆者は、うっかり隣接する海軍の施設に入ってしまいました。
間違いに気がついて、近くを歩いていた制服姿の士官に道を訊ねると、丁寧に教えてくれた上に、
「エアロスペース・ミュージアムか。ならこれをあげるよ」
なんと、航空宇宙博物館のタダ券までくれたんです。
アメリカの軍人さんって、親切。
というわけで、ラッキーした筆者、入館料10ドルのところをタダで入場です。
申し訳ないので、受付に置いてあった募金箱に5ドルほど寄付しましたけど……

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この航空宇宙博物館は、ライト兄弟による飛行機の発明からスペースシャトルまでを、歴史を辿って配置してあります。
ただ残念なことに、展示してある機体のほとんどはレプリカ(模型)で、
「資料写真撮るぞ」
と気合いを入れていた筆者としては、ちょっとがっかり。
子供たちに飛行機の歴史を教えるための施設だったみたいです。

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こちらは航空宇宙博物館のとなりにある、自動車博物館。
ここはクラシックカーの実物がいろいろありました。
金髪の美女が見つめる先には、真紅のフェラーリが。
定番ですねえ。

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こちらはパーク内のメイン施設の一つ、自然史博物館。
やはり展示内容は子供向けでしたけれども、映画上映などもあって、大人でもけっこうおもしろかったです。

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自然史博物館の九月のテーマは「バックヤード・モンスター(裏庭の怪物)」。
昆虫が主人公です。
地下の特設会場には、人間よりも大きなタランチュラやカマキリの模型が置かれていました。
動く模型で、カマキリはカマをふるい、チョウは羽をはばたいています。
でも見学の子供たちには、いまいち、受けてなかったみたいです。
でっかくした昆虫って、あんまり可愛くないですものね。

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歩いているうちに喉が渇いたので、公園内にある「PRADO」というレストランのテラスで、サングリアをいただきました。
冷たくておいしかったです。

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バルボア・パークにあるサンディエゴ動物園は、規模の大きさや動物の種類の豊富さで、世界的に有名な施設なのだとか。
「動物園ねえ」
とも思ったのですが、世界的に有名と聞いて、行ってみました。
ところがここ、入場料が大人21ドル(2300円以上)もするんです。
高いぞ! 有名だからって。
上野動物園は500円だよ。
それでパンダだっているんだから。

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ありゃ。
サンディエゴにもパンダがいました。
さすがは有名動物園です。
ここだけ、大勢の人だかり。
たくさんの種類の動物はいても、結局、主役はパンダなんですねえ。
どこでも同じですね。

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動物園の中で、筆者が一番楽しかったのがここ。
アフリカの水辺に住むサルとカワウソを、一つの囲いの中で飼っています。
ところがこの2種、どっちもいたずら好きで、カワウソがサルの長いしっぽを
「つんつんっ」
とつっつけば、サルは対抗してカワウソの頭を
「ぺしっ」
と叩いたりして、そのたびにキーキー大騒ぎになるんです。
なんのかんの言っても、動物ってなごみますね。

バルボア・パークには、本当はもっといろいろな博物館や美術館があるのですが、朝から歩き続けてくたびれてしまい、半分も見ないで帰ってきてしまいました。
考えてみたら、日本に観光に来て上野公園に行ったら、やっぱり全部見れないで帰っちゃうかも。
とりあえず、ホテルで一休みです。
スーパーで買った瓶ビールの栓をあけ、キングサイズのベッドでごろっとしたら、もう夕方。
気分を変えて、今度は夜の繁華街に出かけます。

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ホテルの近くの「ガスランプ・クォーター」と呼ばれるシックな再開発地区には、海沿いと同じく、お洒落なカフェやレストラン、バーが集まっています。
どの店も夜になると、観光客でにぎわっています。

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「ガスランプ・クォーターの外れにある、『Lou&Mickey's』のステーキがおいしい」
と聞いていた筆者は――あらかじめ、インターネットで調べておいたのです――、念願の「16オンスのTボーンステーキ」を食すため、実はこの日、昼ごはんを抜いていました。
(ていうか、朝ごはんの量が多すぎた……)
ともあれ、準備万端整えて、おいしいという噂のお店に向かいました。

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店内はこんな感じ。
シックですね。
ところが、メニューを見ると。なんと、
「16オンスのTボーンステーキ」
のさらに上に、
「20オンスのカウボーイステーキ」
なるものが存在するではありませんか。
どうやらリブロースの骨付き肉のようです。1オンスが28グラムちょっとですから、20オンスというと、およそ560グラムになります。
さすがにびびった筆者ですが、はるばるアメリカまで来て、ここで食わねばオトコがすたります。
覚悟を決めて、カウボーイステーキを注文しました。
「付け合わせにポテトはいかがですか?」
「ノー・サンキュー」
「サラダは?」
「ノー・サンキュー」
「デザートは」
「ノー・サンキュー!」
肉の他は、全てお断り。
だって食べられそうもないんだもの。
ビールも、お腹がふくらみそうなのでパス。
「焼き方はミディアム・レアでね。あと、赤ワインください」
とだけ言って、ステーキの焼き上がりを待ちます。

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待つこと、およそ20分。
ついに焼き上がって出てきたものが、写真のステーキです。
ほんっとに、皿の上に肉だけ載ってます。
「味がまずかったら、絶対食べきれないなあ」
と思いながら、おそるおそる口をつけてみると――
「おいしい!」
これが、うまいんです。
焼き加減が絶妙で、質の良い肉のみずみずしさをしっかり残しながら、分厚い肉の中にまでほどよく熱が通り、適度にとろけた脂肪とともに、噛んだ瞬間に口の中に旨味が広がってきます。
アメリカで食べた全部の食べ物の中で、ダントツのおいしさでした。
おかげで食も進み、ついに、約30分かかって、骨だけ残して20オンス全てを平らげることに成功しました。
うふう。げっぷ。
満腹です。
なんと言いましょうか、アメリカを征服した気分です。
というわけでこの日の筆者の夕食は、「赤ワインと肉」となったのでした。


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