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August 01, 2006

イタリア旅行その6

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カプリ島で最後の1日を過ごした後は、船とタクシーと飛行機とバスを乗り継ぎ、ナポリ経由ミラノへ。
今回の旅も、そろそろ終盤です。
ミラノでは交通に便利なように、中央駅近くに宿をとったのですが、島からの移動に時間がかかった上に、預けた荷物が届かず――調べてもらったら、ナポリの空港に置き去られていることがわかりました――その手続きやら何やらに時間をとられ、この日はミラノの中心、ドゥーモ(大聖堂)を見るのがやっとでした。
それが上の写真。
ドゥーモは現在、外側が改修中なのですが、内部には自由に入れます。
どの街に行っても、装飾の華麗さや建築の壮大なことは、本当にたいしたものです。

空港の職員と慣れない英語でやりとりしたりして、精神的にくたびれてしまい、この日はドゥーモ近くのレストランで夕食をとって、早々にホテルに戻りました。
でも戻っても、着替えがないんですよねえ。

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上はサフラン風味のリゾット・アラ・ミラネーゼ。
下は仔牛肉を薄く延ばして揚げた、ミラノ風カツレツ。
どちらもミラノに行ったら食べようと思っていた伝統料理です。
いろいろあったけど、食べ物については初日で二つ制覇できて、満足。(^^)

立派な建物と美術品、おいしい食事、そしてダメダメの交通機関。
なんだかイタリアでは、ずっと同じことを言ってるような気がしますねえ。(^^;)

翌日はミラノ市内のブランドショップの集まるストリートや、アウトレットを見て回り、着替えのシャツなどを買い足しました。
イタリア始め、世界の一流品が一堂に集まっているのですが、ブランド品より、まずは替えの下着です。
それに本場イタリアのブランドストリートと言っても、
「青山や銀座あたりと大差ないなあ」
という気も…
きっと、「どうせブランド物なんか買わないし」なんて思っているせいなんでしょうね。

この日最大のイベントは、レオナルド・ダ・ビンチ作『最後の晩餐』の観賞でした。
『最後の晩餐』は壁画で、『ダヴィンチ・コード』にも出てきましたよね。
ミラノのさる教会の壁に描かれているのですが、そこに入るためには事前に予約が必要で、当日急に行っても見せてもらえないのです。
なんてことを聞くと、よけい見たくなりますよね。
というわけで日本から予約して、行ってきました。

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PENTAX istDS / DA21mm

『最後の晩餐』がある、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。
繁華街の中にあります。

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PENTAX istDS / DA21mm

受付で予約番号を確認され、改めて入場券を買います。
ここで順番を待って、およそ15分ごとに十数人ずつ、中に案内されます。
保存のため、建物全体が空調され、絵のある広間は薄暗くなっています。
最近になって行われた復元作業のおかげで、思っていたよりも色鮮やかに見れました。
肝心の壁画の写真もお見せしたいのですが、もちろん、内部は撮影禁止です。
でもみんな、けっこう携帯とかで撮っていたりして。
筆者も実は――あっ、いえいえ。何もしていませんとも。ごほっ。

ということで、カプリの『青の洞窟』に続くビッグイベントを無事に終え、おみやげを買い、食事をしてこの日も終わりました。
翌日はミラノを出て、中世からの街並みが美しいという近郊の町、ベルガモに向かいます。

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PENTAX istDS / DA21mm

ベルガモへは、ミラノ中央駅から列車で50分ほど。
ここで驚いたのは、駅構内に電光掲示板があって、列車の発車時間や発車するホームがわかるということでした。
列車内にも路線図があって、あと何駅で目的地なのか、乗っていてもわかるのです。
しかも列車によっては、エアコンまでついてます。
同じ国鉄なのに、ナポリとえらい違いです。
さらにさらに、筆者の乗ったベルガモ行きの列車は、わずか5分しか遅れないで発車したではありませんか。
ここは本当にイタリア?
そういえば、街中でも驚きました。
「あ! 車がウィンカー出してる! 通行人が信号守ってる!」
「あの車、洗車してある! ボディがでこぼこじゃない!」
ミラノってすごいなあ。先進国だなあ。
なんてね。
気がつかないうちにナポリターノの目線になってたんですね。
まあ、いろいろ経験させてもらいましたから……(^^;)
 
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PENTAX istDS / DA21mm

ということで、ベルガモに到着。
ベルガモは中世からルネサンスにかけて繁栄した町で、平地にある新市街と、丘の上にあって城壁に囲まれた旧市街に分かれています。
観光名所になっている旧市街はもちろん、駅のある新市街の方も、きれいでおしゃれな街でした。

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PENTAX istDS / DA21mm

これが銀行の建物。
近代的なビルと違って、味がありますよね。

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PENTAX istDS / DA21mm

緑豊かな住宅街を抜けて、ケーブルカーで石積みの城壁を越え、旧市街に上がります。

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PENTAX istDS / DA21mm

旧市街は石畳の街並みと、中世以来の石造りの建物が印象的な、美しい街です。
観光客も大勢来ていましたが、日本人の姿はあまり見ませんでした。
みなさん、ミラノ市内でブランド物のお買い物をしているのでしょうか…

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PENTAX istDS / DA21mm

「コンニチワ。日本の方ですか?」
と聞かれて、つい答えてしまったのが運の尽き。
エイズ撲滅運動に10ユーロ(1500円)の寄付をするはめに。(^^;)
陽気で楽しい人たちでした。

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PENTAX istDS / DA21mm

雑貨屋さんの軒先には、日本のアニメのキャラクターが。
そういえばミラノ市内では、ルパン3世のTシャツも見かけました。
しかし、ドラゴンボールにキャプテン翼かあ。
イタリアの子どもたちも、アニメを見てサッカー始めたりするんでしょうか…

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PENTAX istDS / DA21mm

街の中心にある、サンタ・マリア・マッジョーレ教会。
「もう、言うことはわかってる」って?
はい。
壁画にドーム、ステンドグラス、彫刻、どれも美しく立派な教会でございました。

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PENTAX istDS / DA21mm

旧市街の中心のヴェッキア広場近くのレストラン『イル・ソーレ』で、お昼をいただきました。
ハウスワインを頼んだら、おとなりのトレンティーノ・アルト・アディジェ州産じゃないかと思うのですが、微発泡性の赤を冷やして出してくれて、これがポレンタや肉料理と合って最高でした。
え?
「真っ昼間からワインなんか飲んでるのか」って?
いえ、でもほら、みんな飲んでるし。
「Do as Roman's do.(郷に入ったら郷に従え)」って言うじゃないですか。

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PENTAX istDS / DA21mm

突き出しのサラミとポレンタ。
このサラミがご当地の名産なのですが、普通のより柔らかめで、おいしかったです。

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PENTAX istDS / DA21mm

タリアテッレ・アッラ・フンギ・ポルチーニ。
ポルチーニ茸を使った、クリームソースのパスタです。
ミラノ周辺で食べたパスタは、南に比べるとどこも、やや柔らかめの茹で加減でした。

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PENTAX istDS / DA21mm

オッソブーコ(仔牛の骨付き脛煮込み)。
ミラノ周辺の名物料理です。
ほんとは冬の名物らしいですけど。
これにも、少し味付けを変えたポレンタが添えてありました。
もう満腹で、デザートまで行きつけません…

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PENTAX istDS / DA21mm

前菜に食べたサラミがあまりにおいしかったので、食後、さっそく買いに行きました。
こちらはガイドブックにも載っているサラミの名店、『サルメニア・ガストロノミア』。
100年以上続く老舗だそうです。
ちゃんと試食させてくれて、レストランで食べたものと同じのを買うことができました。
写真でお店の方が手にしているのはシチリア産のボッタルガ(からすみ)で、珍しいので、こちらも買ってしまいました。
もったいなくて、どっちもまだ食べてないんですけど。
ちなみに、左の日本人が筆者です。(^^;)

ベルガモからミラノに帰ると、もう夕暮れ時。
お腹が減らず、またまた夕食を抜くはめになりました。
まあイタリア滞在中にだいぶ太ってしまったので、ちょうどいいかも。
さて、明日はもう帰国日です。

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PENTAX istDS / DA21mm

最終日は空港に向かう前に、ミラノの新おしゃれゾーンと言われる、運河沿いのナヴィリオ地区を訪ねました。
でも日曜日でショップはどこも閉まっていて、運河沿いの道にはジョギングする人の姿があるばかり。

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PENTAX istDS / DA21mm

イタリアでは日曜日には、ほとんどの店がシャッターを下ろしてしまいます。
ミラノ市内のショッピングゾーンでは、うらめしそうに閉まった店のショーウィンドウを見つめる日本人観光客の姿が。(^^;)
でも閉まっているシャッターにも、遊び心がありますね。

10日間のイタリア滞在も、この日でついに終わり。
荷物をまとめて、マルペンサ空港に向かいます。
イタリアは、確かに交通機関はいい加減だし、通貨がリラからユーロに代わったせいか、以前ほど物価が安いという印象はなくなりましたが、それでもやっぱり、
「ぜったい、また来たい」
と思ってしまう魅力にあふれた国でした。
行くなら、今度はフィレンツェとトスカーナ地方かな。
できれば秋に来て、ワインの収穫祭を見たり、とれたての茸のパスタを食べたりしたいものです。(^^)
アッリヴェデルチ(さようなら)、イタリア!
長々と旅行記におつきあいいただき、ありがとうございました。(m--m)


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