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February 23, 2008

ルーフィング材

Imgp6790r
PENTAX K100D / SIGMA 18-50mm

最近の流行は高気密・高断熱住宅ですが、ネットでいろいろ調べると、どうも昔ながらの日本建築の方が健康に良いらしいことがわかってきました。
木の家は化学物質を出さないし、あっても逃がしてしまったり吸収してくれるので、シックハウス症候群などになりにくいらしいです。また木やしっくい、京壁などには湿気を吸収放出する働きがあって、結露やカビも出にくいし、喉や肌にいいんですね。
筆者宅は築40年の日本建築の家なので、今回のリフォームではその良さを活かしながら、欠点をどう補ってゆくか、を考えることにしました。

たとえばこの家、屋根の瓦の下の防水には、昔ながらの杉皮を使っています。
杉皮は防水力は合成素材のものに比べて劣るのですが、透湿性があって、室内の湿気を外部に逃し、中の材木を傷めない作用があるそうです。
これを日本で今、一般的になっているアスファルトやゴムの防水シート(ルーフィング材といいます)に替えると、雨漏りはなくなっても、室内の湿気がシートのところに結露してしまい、屋根の木が次第に腐っていくんですね。

そこで今回の補修では、ルーフィング材に透湿性防水シートを使うことにしました。
これは水は通さないけれども水蒸気は通すという高分子膜で、伝統的な杉皮に似た性質を持っています。ゴアテックスなどと同じ原理ですね。
古い建物を大切にするヨーロッパでは、既に80年代から使われているそうですが、日本ではまだまだのようで、瓦屋さんも知らないほどでした。
製品も輸入品しかなく、高いです。(^^;)
今回はデュポンの「タイベック・ルーフライナー」を指定しましたが、2巻きで5万円でした。
日本にも東レとか日東電工とか、その気になればすぐに同じのものを作れるメーカーはあるはずなので、早く国産製品を作ってほしいです。
まあこれで屋根の寿命が何十年も違うとなれば、安いものですけど。

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