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May 21, 2012

金環日食

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PENTAX K-5 / FA31mm

今日は東京では173年ぶりとなる金環日食。
といっても曇という話だし、用意も面倒だったので撮影はあきらめていたのですが…
空を見るとこの日の天気は、「太陽は見えるけれどわずかに雲がかかっている」という、微妙な薄曇り。
朝7時過ぎの時点で太陽はかなり高い位置まで上がっていて、肉眼でもはっきりと位置がわかります。

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PENTAX K-5 / FA77mm

「これはもしかして」
だめもとで試しに撮影してみると、薄曇りが幸いして、フィルター無しでもくっきりと日食の形が写っているではありませんか。
うわあ、信じられない。超ラッキーです。

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PENTAX K-5 / AFアダプター1.7X / レデューサー0.78DGT / BORG 77EDII

急いで天体撮影用のレンズを装着し、家の前の道路へ。
レンズを支えた手を塀の上に置き、トータル676ミリ、35ミリ換算では1000ミリ相当の望遠レンズで無謀にも手持ち撮影です。

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PENTAX K-5 / AFアダプター1.7X / レデューサー0.78DGT / BORG 77EDII

驚いたことに、こんな安易なやり方でもくっきり太陽の形が撮影できました。
この写真の場合、ISO=160、1/3200秒、露出補正+1.3です。
薄曇りの中、三日月型の太陽が、次第に細くなっていきます。

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PENTAX K-5 / AFアダプター1.7X / レデューサー0.78DGT / BORG 77EDII

金環日食のクライマックスは、三日月の形の太陽の両端が伸びて、リングがつながる瞬間。
この時点で、あとわずか。

K5px9667rr
PENTAX K-5 / AFアダプター1.7X / レデューサー0.78DGT / BORG 77EDII

つながったか、つながらないか。
このとき月の表面のでこぼこにより、一部が切れて全体がまるで真珠のネックレスのようになるという現象が見られ、これを「ベイリービーズ」というそうです。

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PENTAX K-5 / AFアダプター1.7X / レデューサー0.78DGT / BORG 77EDII

ここで完全に太陽が輪になりました。
フィルター無しなので、太陽が完全に雲から出てしまうと、光が強すぎてハレーションを起こしてしまいます。
一方、完全に雲がかかってしまうと、見えなくなってしまいます。
上の一連の写真では、リングがつながる反対側はハレーションで形がわからなくなっているのに、一番肝心の、つながる位置のところだけははっきり形が写っています。

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PENTAX K-5 / AFアダプター1.7X / レデューサー0.78DGT / BORG 77EDII

そして完全なリングに。
ここまでの写真はどれもトリミングして縮小した以外、撮ってそのまま。
この日は雲がフィルターの役目をしてくれて、考えずに普通に撮ってもうまく写るような天気でした。
こんなに都合の良い金環日食なんて、もう一生、お目にかかれないでしょうね。
おてんとうさま、ありがとうございました!

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