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May 16, 2014

犬のお葬式

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RICOH GR

我が家のワンコが亡くなり、お葬式をあげました。
享年10歳。
7歳ぐらいまでは元気だったんですが、会陰ヘルニアを発症し手術、運悪くそれが再発してからは、すっかり老けこんでしまいました。
1週間ほど前から体調が悪そうで、大好きな散歩にも出ようとしなくなり、最後の数日はご飯も食べず。
「こりゃ、いよいよかな」
と覚悟していたところでした。

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最後の日の夕方、裏庭から出てこなくなったので、家族で見に行ったら、もう起き上がる力がないのか、顔だけ上げてこちらを見ました。
夜、もう一度見に行くと、今度はお風呂場の窓の下に伏せていました。
最後の力を振り絞って、移動したのでしょうか。
人間のそばに、いたかったのかもしれませんね。
苦しそうに肩で息をしているので、背中をさすってやりましたが、反応がありません。
「もう、だめだなあ」
と思い、ママときずなを部屋に返して、筆者は椅子を持ってきて、ワンコの脇に座りました。
背中に手を当てていると、呼吸が次第に弱くなり、やがて止まるのがわかりました。
最後をみとってやれて、よかったと思います。

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RICOH GR

翌朝、ママがペットのお葬式をしてくれる業者さんをネットで探し、その日の午後にはお葬式。
犬のお葬式は、筆者は初めてです。
喪服の女性が黒の軽自動車でやってきて、ワンコの遺体を棺に移し、簡単な仏壇をその場にしつらえ、短いお経を上げてくれました。
家族でお焼香をして式が終わると、棺は車で墓地へ運ばれていきました。
行き先は佐倉にある、業者さんが契約しているお寺ということです。
式の間、きずなは大泣き。
ママもすっかり、しょぼんとしてしまいました。

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鎮魂がてら、彼の思い出を振り返ってみたいと思います。
最初に我が家に来たのは、10年前の3月のこと。
その前に飼っていたワンコが死に、ペットロス症候群になっていた母を見かねて、
「新しい犬、飼ったら?」
とみんなで勧めたのがきっかけでした。
当時、生後2ヶ月。雄。犬種はシェルティ。
大きさがスリッパとあんまり変わりませんねえ。
1月生まれだったので、「January」を縮めて「ジャニー」と名付けられました。
名付け親は筆者の母です。

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今からちょうど10年前、2004年5月の写真。
前の写真から1月半ですが、けっこう大きくなっています。
「おとなしい犬だなあ」
というのが、当時の印象。
おかげで、母はすっかり元気になりました。

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この年の秋、父が亡くなり、母も翌年に脳梗塞から認知症となって、グループホームに入居。
1歳で飼い手のいなくなったジャニーは、近所のペットサロンにご飯を届けてもらいながら、1人で家を守ることに。
手違いでご飯がもらえなかったときには、庭に落ちた柿の実を食べてしのぐこともあったようです。
苦労をかけてしまいました。
でもおかげで実家は、住人不在の間も、空き巣に入られることはありませんでした。

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「このままじゃいけないよなあ」
ということで、当時まだ独身で、都内で1人暮らししていた筆者は、結婚して実家に戻ることにしました。
新しい主人に仕えることになった、ジャニー。
新婚のお嫁さんにかわいがってもらって、しあわせそうです。
これまで犬を飼ったことがなくて、最初はこわごわだったお嫁さんも、ジャニーがおとなしい犬だったこともあり、すっかり犬好きになってくれました。

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やがて、きずなが誕生。
きずなにとっては生まれたときから――正確には、ママの実家から移ってたときから――知っている犬になりました。
たまに「ジャニーおにいちゃん」なんて、呼んでいましたっけ。

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ご主人たちの寵愛を赤ちゃんに奪われる形になったジャニーですが、それでも決して子供に噛みついたりしない犬でした。
おかげできずなも、動物好きのやさしい子に育ったと思います。

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ジャニーを散歩させようとする、きずな。
でも結局、1人で散歩させるところまでは、いきませんでしたけど。

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北国シェットランド生まれの犬種だけあって、雪が大好き。

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ドッグランは苦手でした。

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気分のよいときはコミカルな仕草で、よく家族をなごませてくれました。
もう見られないと思うと、さびしいです。
天国で安らかにね、ジャニー。
さようなら…

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