« パソコン立ち上げ | Main | 発表会 »

March 18, 2016

パソコン改造

Gr001579r
RICOH GR

Windows10ベースのASUSの、遅さや誤動作に悩まされた筆者。
考えた末、
「元のHPの32bitPCの壊れたHDDを、新品のSSDに交換した上で、Windows7の初期バージョンをクリーンインストールすれば、早くなった上に誤動作もなくなるんじゃないか」
と思いつきました。
調べてみると、SSDもだいぶ安くなってきていて、480GBのものが1万5000円くらいで買えます。
思いついたら早速試してみたくなって、価格.comでサンディスク製のSSDを購入。
元のHDDに差し替えてみました。
こちらはまったく問題ありません。

問題は、クリーンインストールです。
Windows10の販売を始めた今では、マイクロソフトではクリーンインストール用のWindows7を販売していません。
ダウンロード用のサイトはあるのですが、そこにPCについていたWindows7のプロダクトキーを入れても、
「デバイスの製造元によってプレインストールされたソフトウェアのキーです。デバイスの製造元に、ソフトウェアの回復オプションをお問い合わせください」
と門前払いされてしまいます。
マイクロソフトでは、プレインストール用のWindowsは一切、サポートする気がないのです。

それでは、とPCの製造元であるHPのサイトを見ても、筆者の5年前の製品はとっくの昔にサポート対象外にされてしまっており、OSどころかドライバーのダウンロードもできません。
なんとかならないかとサポートに電話してみたのですが、お話中で待っている間に、サイトにあった、
「サポート外の製品に対する電話相談は、1件2000円いただきます」
という言葉を見つけ、驚いてつながる前に切りました。
「1年以上前の製品を使っている個人客なんぞ、うちの製品だろうとなんだろうと、もう客じゃねーんだよ」
ってことでしょうかね。
さすが外資系。
ま、だから安いんでしょうけど。

Gr001582r
RICOH GR

「あー、しまった。壊れる前にリカバリディスクを作っておくんだった」
と今さら思っても、後悔先に立たず。
「なんか手がないのかなあ」とネットで探しているうちに、なんと、yahooでWindows7のプロダクトキーを売っている業者さんを見つけました。
こちらの業者さんの指定するサイトから、Windows7のISOデータをダウンロードし、それを使ってインストールディスクを作成。このディスクからPCを起動して、別途メールで送られてくるプロダクトキーの番号を入力すれば、クリーンインストールができるというのです。
お値段は2780円とリーズナブル。
なんだかいかにも怪しげですが、とにかく他に方法がありません。
「yahooで商売を続けているんだから、そうめちゃくちゃでもないだろう」と思い、そちらに申し込んで、キーとISOデータを入手しました。
それを使ってみたものの、最初はうまくディスクを作成できなかったりして、かなり苦労しました。が、最終的には見事、Windows7、SP1という、狙い通りの初期バージョンによるクリーンインストールに成功することができました。

ちなみにここからもらったキー、前述のマイクロソフトのダウンロードサイトで使ってみると、
「このキーは有効ではありません」
と表示されて、同じく門前払いされてしまいます。
こちらの業者さん、メールアドレスは日本人名っぽいのですが、
「うまくいきません。どうしたらいいですか」
と問い合わせても、こちらの言うことがなかなか通じないし、返事のメールの日本語もやや危うい感じ。
どうやら外国の方とお見受けしました。
怪しさ満載ですが、他に手がない中、マジでありがたかったです。
マイクロソフトもHPも、ユーザーそっちのけで自分たちの権利だの都合だのばかり主張しているから、こういう隙間ビジネスが出てくるんです。
どこの国の人かは存じませんが、筆者は応援しますよ、ええ。

いよいよPCの立ち上げに入ります。
勝手にパッチを当てられたりしないよう、まずはLANケーブルを引っこ抜いた状態で立ち上げて、一番最初にwindows updateの設定を「無効」にします。
このままにしておくと、おせっかいなマイクロソフトが「PCが危険」「アップデートしてください」とうるさいので、
プロパティ→タスクバー→通知領域→カスタマイズ→システムアイコンのオン/オフ→アクションセンターと辿って、アクションセンター(警告)の設定もオフにしてしまいます。
これで一安心。
でも現状、画面が粗いです。
コントロールパネルで解像度を上げようとしても、ワイド画面だと1280×800までしか表示されません。
「んー。確かこれ買ったときは、もうちょっと細かい表示ができてたはずだけど」
考えた末、このPCに使われているグラフィックコントローラのメーカーであるNDIVAのサイトへ行き、ダウンロードサイトから、このPCに使われているチップ用のグラフィックスドライバーをダウンロードし、インストール。
するとうれしいことに、一気に画面が、Windows10と同等レベルまできれいになりました。
さて、後は、ASUSと同じようにセッティングするだけです。

こうしてきっちり環境を整えたWindows7のPCは…
「お、速っ!」
でした。
チップのスピードは最新型のASUSの方がずっと速いはずですし、メモリもASUSの8GBに対して半分の4GBしかないのですが、HDDとSSDの違い、そしてWindows10と初期型Windows7の差は、チップとメモリの違いよりはるかに大きいようで、立ち上がりの待ち時間も、アプリの動作も、圧倒的に5年前のHPのPCの方が上。
電源ボタンを押してから普通に作業が始められるまで、2分とかかりません。ASUSの5分の1ぐらいです。
アプリの誤動作も、ほとんどなくなりました。
ASUSでは、いくらグーグル日本語入力をデフォルトにしても、勝手にMS-IMEに戻ってしまっていたのですが、こちらではちゃんと設定通りに動作してくれます。
EDGEだのCORTANAだの、Windows10に強制付属されている余計なアプリもなくなって、気持ちいいことこの上なし。
そう、こういう仕事環境が欲しかったんです。

Gr001518r_2
RICOH GR

写真は左がASUS、右がHP。
だいぶ大きさが違います。
思い返すとWindows7も、最初は速かったのに、アップデートするたびに遅くなってきましたものね。
ただ、SP1の状態ではウィルスに対しては極端に脆弱になってしまいます。
筆者はテキストベースの秀丸メールを標準のメーラーとして使っているので、メールに関しては添付ファイルを開いたりしない限り問題はないのですが、フリーソフトをダウンロードすることもあるし、うっかり知らないサイトを覗いたりしたときを考えると、やはりこのままでは心配です。
というわけで、動作が遅くなるので本当は好きではないのですが、元から契約しているノートンのアンチウィルスソフトを入れておきました。
アンチウィルスソフトをインストールすると、それまでファイルを開くときには全く出ていなかったグルグル○マークが、一瞬ですが出てくるようになってしまいます。
気に食わないけど、やむを得ないだろうという判断。
がんばってウィルスをブロックしてね、ノートンさん。

というわけで、筆者の常用PCは改造した5年前のWindows7 32bit SSDモデルに差し戻すことに決定。
改造費は2万円弱。
10万円近くした、最新型のASUSは、結婚前に買ったWindowsXPベースの日本製PCを今も使っていて、
「買い換えようかな、どうしようかな」と悩んでいたママに、差し上げることにしたのでした。
めでたし、めでたし。

|

« パソコン立ち上げ | Main | 発表会 »