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April 15, 2017

絞りとパープルフリンジ

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

前回、モーションブラケットを試している途中で出てきた、パープルフリンジ。
F2.8の絞り開放で初めて現れました。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

拡大すると、こんな感じ。
水面の反射光のところで、白く飛んだハイライトの周囲に出てきています。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

こちらは同じ状況で、F18まで絞り込んだもの。
フリンジは出ていません。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

拡大すると、ハイライト部分はやはり白飛びし、フレアっぽい感じになっていますが、紫の縁取りはなし。
絞ったことで、水の手前にある蜘蛛の巣が見えています。

なお、筆者のSP90mmは1996年発売の172E、まだデジタル一眼レフが登場する前の、フィルムカメラ時代の製品です。
その後、2004年にコーティングを変えて面間反射を抑えた「Di」が出ており、その後にModel F004、Model F107と続いたので、現行品はパープルフリンジはもとより、フレアなどにもより強くなっているはずです。
この172Eでも、同じくフィルムカメラ時代の製品である、PENTAX純正のFA77mmLimitedやFA31mmLimitedなどに比べると、パープルフリンジは出にくいです。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

さて、絞りとパープルフリンジの関係をもう少し見ようと思い、やはり反射光でパープルフリンジが出た水面を、絞りを変えながら撮ってみました。
まずはF2.8。

Kp001378c
PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

拡大してみます。
ごらんのように水面の反射光で、パープルフリンジが出ています。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

続いてF4。
ありゃあ、かえってフリンジがひどくなってしまいました。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

F8。
こちらはだいぶ抑えられています。
でもまだ出てますね。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

F11。
ここまできて、まったく見られなくなりました。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

拡大しても、この通り。
まだ試していませんが、FALimitedでも絞り込めばパープルフリンジは改善しそうですね。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

ま、フリンジの話はこの辺にして。
このタムロン172E、発売から20年以上経つわけですが、KPで撮ってもいい写りです。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

筆者は今では、一眼レフでマクロ撮影をすることはほとんどなくなってしまったのですが――APS-Cサイズの撮像素子では被写界深度が浅すぎて、マクロでは使いにくいので――このレンズは中望遠レンズとして遠景で使っても、とてもいい描写をします。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

ピントが来たところはくっきりシャープ、アウトフォーカスは柔らかく。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

マクロレンズとしては400gと軽く、取り回しにも問題ありません。
難を言えば、KPとの組み合わせでAFがたまに迷うことですね。
きっと新しいインナーフォーカス、超音波モーター採用のModel F107では違うんでしょうが、残念ながらタムロンさんも、ペンタックス用は発売しなくなってしまいました。

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PENTAX KP / TAMRON SP90mm MACRO(172E)

今回のベストショット。
春ですねえ。

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