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April 13, 2018

α7Ⅲ 手ぶれ補正

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SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8

α7Ⅲの機能チェック、第二弾。
今回は上の写真のCDラックを写して、手ぶれ補正の効きを見てみます。
フルサイズの撮像素子を使うα7Ⅲは、APS-Cサイズ素子搭載機種に比べて高感度特性では有利ですが、手ぶれ補正の効きという点では不利が予想されます。
実際のところはどうでしょうか。

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SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オフ)

まず、手ぶれ補正をオフにした上で、徐々にシャッター速度を遅くしてみました。
撮った写真を全部載せると大変なので、変化の見えてきたところだけをお見せします。
胸のあたりで構えて背面の液晶ディスプレイを見ながら撮影したところ、20分の1秒(0.05秒)まではなんとか大丈夫でした。

Aloff0067s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オフ)

しかし15分の1秒(0.067秒)になると苦しくなってきて……

Aloff01s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オフ)

10分の1秒以降ではアウト。
筆者の場合、α7Ⅲ、焦点距離35mmで手持ちだと、20分の1秒程度が限界のようです。
これはあくまで、筆者がこの構え方で、この焦点距離で撮った場合で、人により条件により、結果はだいぶ違ってくるはずです。
ですので、あくまで参考程度にお考えくださいね。

Al01s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

今度は手ぶれ補正をオンに。
すると、手ぶれ補正オフでは使えなかった、シャッター速度10分の1秒でも大きなブレは見当たらなくなりました。
この焦点距離で、少なくとも1段分の手ブレ抑制効果は確実にあるようです。

Al016s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

8分の1秒。
まだ大丈夫。

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SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

5分の1秒。
同上。

Al030s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

0.3秒。
若干、怪しいかな。

Al040s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

0.4秒。
まだ耐えてます。

Al050s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

0.5秒。
ここへ来て、手ブレが確認できました。

Al060s
SONY α7Ⅲ FE35mm F2.8(等倍 手ぶれ補正オン)

0.6秒。
はっきりブレています。
これ以降はほぼ、ダメでした。
これからすると、20分の1(0.05)秒までだった手ブレの限界を、0.3~0.4秒ぐらいまで引き上げた印象。
8倍ですから、3段相当ですね。
予想よりも健闘しています。

Kpoff0033
PENTAX KP / FA31mm(等倍 手ぶれ補正オフ)

同じくボディ側に手ぶれ補正機構を持つ、PENTAX KPで比較します。
最初に手ぶれ補正オフで撮影。
筆者の場合、焦点距離31mm(35mmフルサイズ換算で47mm)で、30分の1秒までは大丈夫でした。

Kpoff005
PENTAX KP / FA31mm(等倍 手ぶれ補正オフ)

でも20分の1秒はダメ。
繰り返しますが、これはあくまで筆者個人の場合です。

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PENTAX KP / FA31mm(等倍 手ぶれ補正オン)

続いて手ぶれ補正オン。
これだと6分の1秒でも大丈夫。

Kp020s
PENTAX KP / FA31mm(等倍 手ぶれ補正オン)

でも5分の1秒まで来ると、手ブレが確認できました。

ちなみにこちらのKPの個体は、筆者にとって2台め。
初代は買ってすぐに水没させてしまい、買い直したのですが、明らかに今の個体より手ぶれ補正がよく効いていました。
それをチェックしてみたのがこの記事
ただこちらの個体についても今月、新宿のリコーイメージングスクエアで手ぶれ補正の機能をチェックしてもらって、
「問題ありません」
とのお墨付きを得ています。
初代より劣るといっても、設計性能の範囲内にはあるようです。

Kp025s
PENTAX KP / FA31mm(等倍 手ぶれ補正オン)

4分の1秒。
やはりNGです。

以上から、KPでは実質焦点距離47mmのとき、手ぶれ補正オフでは30分の1秒だったシャッター速度の限界を、手ぶれ補正により6分の1秒まで引き上げた、という結果になりました。
時間にして5倍、段数に換算すると約2段半ということになります。

意外にもフルサイズ素子を採用したα7Ⅲの手ぶれ補正の効きのほうが、APS-C素子のKPのそれを上回る結果に。
ただ、繰り返しになりますが、これはあくまで今回の条件の下での結果です。
また、水没させてしまった前のKPを使って比較していたら、たぶんKPのほうの手ぶれ補正効果が上回っていたのではないかとも感じます。

いずれにしても、自分の目でオンオフの写真をチェックしてみて、α7Ⅲの手ぶれ補正の効果をはっきりと確認できました。
先代のα7Ⅱまでは、「なんちゃって手ぶれ補正」などとも言われていたこのシリーズですが、この点でも進歩しているのかもしれません。
全方位、隙の見当たらないカメラです。

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